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12月20日
時まさにコペンハーゲンにてCOP15が開催中あり、小沢鋭仁も彼の地にて頑張っているところでございます。そこで、この機会に改めて小沢鋭仁の環境政策への理解を深めていただくため、過日行われましたシンポジウム「地球温暖化政策の新局面~ポスト京都議定書の行方」における小沢鋭仁の講演録をシリーズで掲載いたします。本日はその最終回です。
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時間が過ぎてしまったのですが、あと1点。排出量取引に関しても述べさせてもらいたいと思います。
これも役員のみなさんと議論したとき、そもそも排出量取引を導入することにも、いろいろな意見があるのも事実だと思っています。民主党の立場から言わせていただくと、これもマニフェストに書かせていただいて、選挙を戦わせていただきました。いろいろな勉強をすればするほど、逆にいろいろな心配が出てくるところも事実であります。
しかし、同時に全体で排出量を決定できる。例えば税をかけても、個々の人たちの対応によって抑制効果は変わるわけですが、排出量取引は少なくても一定の量のキャップをかけることによって、明快に上限を決めることができるわけですし、そういった政策も考えざるを得ないのかなと。世界的な傾向を考えてみても、もうすでにEU、アメリカが法案にかけている等々の状況を考えると、日本がやらないで済むのかということだと思います。
問題は、いわゆるマネーゲームにならないような措置が必要です。排出を削減したところがきちんと評価される。残念ながらできなかったところは、資金を出して排出権を買うという中で、全体として決めた排出量はきちんと守っていく。そういう真摯な制度に仕組んでいかなければいけない。
これで一儲けしようという話であってはいけないと思っておりまして、鳩山さんが議長の閣僚委員会の下に、菅さんが副大臣検討チームということで座長を務めて、私が事務局長をやっておりますが、そこでいろいろな制度設計の勉強をスタートしているところであります。ここはまさに経済界の皆さん方の意見も必要だと思っておりますので、ぜひ意見をちょうだいしたいと思います。
最後に1点だけ申し上げます。経済界の皆さんにお願いをするわけでありますが、デフレの進行、継続が大変心配であります。皆さん方が、いままでと同じだけのものを売っても売り上げは上がりません。そして、売り上げは上がらないけれども、返す借金の額は変わりません。まさにそこがデフレの一番難しいところであります。
かつて好況と言われたときにも好況感がないと言われていた、この失われた10年とか 15年。そのときも、やはり景況感がない最大の理由はデフレだったと、私は思っております。皆さん方が一生懸命、合理化の中で利益を出した。利益が出ているから好況だという話だけれども、本当に売り上げが伸びたかと考えたときに、そうではない。
デフレが本当に深刻だと、私はこの十数年ずっと闘ってきているのですが、経済界の皆さんがこのことを意外と言ってくれない。ですから、ぜひ皆さん方からもデフレを止めろ、それを止めるのは金融政策だ、金融政策が駄目だからいま円高だ、円高で日本の産業は苦しんでいるという話を、ぜひ明快に発言いただきたいと思っております。金融政策の担当は日本銀行であります。皆さん方に、そのことを最後に一言申し上げて、私からのご報告とさせていただきたいと思います。
どうもありがとうございました。(拍手)
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